消防士の仕事の概要を教えてください。
火災現場での対応だけではなく、救急、事故、災害等などの緊急時に現場へ出動する。槙坂さんは水難救助隊として河川や臨海部で発生した事故へ対応している。
なぜ消防士になりたいと思いましたか?
東日本大震災の時に、現場で活躍する消防士の方の姿を見てなりたいと思った。消防士は火災現場で仕事するだけでなく、緊急時にいち早く現場に出動するため、困っている人の役に立てると思った。
倍率15倍の消防士試験をどうやって突破したのですか?
1年間、必死に試験勉強をした。周りの人と同じことをしていても結果には繋がらない。誰よりも早く学校へ行き、誰よりも遅く帰宅する時間を過ごした。
試験のモチベーションはどう保ちましたか?
消防士になりたい、という強い気持ちと、親に養ってもらっているためすぐに結果を出さなければいけないという思いで、保てた。
学生時代バスケで全国ベスト4に入っていますが、どのような学生生活でしたか?
365日中バスケ漬けの日々。苦しかったが伝統あるチームに入ったので、伝統を守るために苦難に耐えることができた。背負うものがあったからこそ頑張れた。人は自分のためだけの努力には限界があって、人のためだから頑張れることもあると学んだ。
槙坂さんは、なぜ勉強が必要だと思いますか?
僕は公務員試験で学生時に取り組んだ勉強が役に立った。社会の現場に出て、特に僕のような専門職には、化学や物理、数学や英語も当然『間接的に』必要になる場面はあるから、勉強は役に立つ。また、社会や現場では、たくさんイレギュラーなことが起こる。その際には、論理的に自分で考え問題を解決する力が必要になる。考える力を付けるためにも勉強は必要だし、できないよりできたほうが何事も自由になれる。
最後に、子ども達に伝えたいことをお願いします。
とにかくトライ&エラーで挑戦や失敗を繰り返してほしい。そうすれば、何が得意で何が好きなのか、よくわかる。その延長線上に自分のやりたいこと、やるべきことが見えてくる。